プロレス界で今、最も“嫌われているのに愛されている男”といえば——MJF(エムジェイエフ)。
リング上では罵詈雑言、マイクでは毒舌全開、観客にはガチで中指を立てるという“本物の悪童”。
にもかかわらず、彼の人気はうなぎ登り。
なぜ、ここまで支持されるのか?その理由に迫ります。
MJFとは?基本プロフィールと経歴
- 本名:マクスウェル・ジェイコブ・フリードマン(Maxwell Jacob Friedman)
- 生年月日:1996年3月15日(29歳・2025年時点)
- 出身:アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランド
- 身長 / 体重:180cm / 約95kg
- 所属:AEW(All Elite Wrestling)
- ニックネーム:ザ・デビル、サルティスト・オブ・ザ・アース
AEW(オール・エリート・レスリング)の旗揚げ時から活躍しているレスラー。
若くしてマイク力とキャラ作りに優れ、「現代最高のヒール」としてプロレス界の注目を集めています。
対照的に“ベビーフェイス”として王道を進むコーディ・ローデスのような選手も、いま再評価されています。
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どこが“悪童”なのか?MJFのヒールぶり
MJFは、観客からブーイングされることを最高の褒め言葉と考えるタイプ。
- 試合前にマイクで相手を徹底的に罵倒
- 観客に暴言(子どもに水をかけて炎上した事件も)
- 自分の勝利にルール違反は当たり前
- 敗北しても潔さゼロ、逆ギレが芸術的レベル
ここまで“ガチで嫌われること”を徹底するのは、現代では稀。
それゆえに「本物のヒール像」として、多くのファンや業界人から評価されています。
実はめちゃくちゃプロレス上手い!
毒舌やキャラクターに目が行きがちですが、MJFはレスリング技術も一流。
- クラシカルなレスリング技術(グラウンド・関節技)が得意
- ストーリー性のある試合運びが秀逸
- フィニッシャー「ソルト・オブ・ジ・アース(腕ひしぎ十字固め)」の説得力
- 対戦相手の“良さ”を引き出す能力も高い
実際、ブライアン・ダニエルソン、ジョン・モクスリー、アダム・コールなどとの試合では、年齢を超えた試合巧者ぶりを見せつけています。
MJFの人気の秘密は“本物感”
MJFの人気は、「キャラじゃなく“本物”っぽい」ところにあります。
- SNSでもキャラを崩さない(Xでの暴言も“芸”の一部)
- 公のインタビューでも基本“マジギレ風”
- 試合外でも“自分がヒール”であり続ける徹底ぶり
- ファンからの「嫌いだけど目が離せない」という矛盾した好感
つまり、プロレスというフィクションの中に“リアルな悪”を持ち込むことで、観客を感情で引き込む。
これがMJFの最大の武器であり、彼が“今のプロレス界で最も必要とされている男”と呼ばれる所以です。
FAQ(よくある質問)
Q:MJFって本当に性格悪いの?
→ 表向きはそう見せてますが、裏ではファン対応や慈善活動も報じられています。
Q:WWE移籍の噂は?
→ 本人が“移籍を匂わせる発言”を続けていますが、今のところAEWに残留中。
Q:本当に嫌われてるの?
→ ガチで嫌ってる人もいますが、「MJFなら仕方ない」と笑って許すファンも多いです。
まとめ|MJFは“嫌われることに命をかけるプロ”
MJFは、今のプロレス界でもっとも“危険で魅力的な男”かもしれません。
嫌われることを恐れず、徹底的に悪を演じ、それでも評価される。
それは誰にでもできることではありません。
彼の存在は、プロレスというジャンルを“真のエンターテイメント”に押し上げているといっても過言ではないでしょう。
これから先、MJFがどんな毒を吐き、どんな名勝負を生み出すのか——注目していきましょう!
ヒールの存在感で言えば、AJスタイルズも新日本時代にはバレットクラブのリーダーとして注目されました。
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