“フェノメナル”という異名にふさわしい、AJスタイルズ(AJ Styles)。
今やWWEのトップスターとして君臨する彼ですが、キャリアの始まりはWWEではありません。
TNA(インパクト・レスリング)での長年の活躍があったからこそ、今の地位があります。
この記事では、AJスタイルズのTNA時代からWWEでの活躍までを一気に振り返り、彼がなぜこれほどまでに評価され続けるのか、その秘密に迫ります。
AJスタイルズとは?基本プロフィール
- 本名:アレン・ニール・ジョーンズ(Allen Neal Jones)
- リングネーム:AJ Styles(エイジェイ・スタイルズ)
- 生年月日:1977年6月2日
- 出身地:アメリカ・ジョージア州
- 身長 / 体重:180cm / 約99kg
- 所属:WWE・SmackDown(2025年現在)
- ニックネーム:The Phenomenal One(フェノメナル・ワン)
驚異的な運動神経とテクニカルな試合運びを武器に、どの団体でもトップに上り詰めてきた職人系レスラーです。
TNA時代のAJスタイルズ:団体の顔としての活躍
AJスタイルズの名前が広く知られるようになったのは、2000年代前半のTNA(現・インパクト・レスリング)。
- TNA Xディビジョン王座:6回獲得
- NWA世界ヘビー級王座:3回
- TNA世界ヘビー級王座:2回
- スティング、カート・アングル、サモア・ジョーなどと数々の名勝負を展開
TNA初期から看板選手として活躍し、団体の黄金期を支えた存在でした。
特に「Xディビジョン」は、AJがその地位を押し上げたと言われるほど、高難易度の空中殺法とスピード感あふれる試合が代名詞に。
新日本プロレス&バレットクラブ時代
2014年、AJスタイルズは新日本プロレスに登場し、人気ユニット「バレットクラブ」のリーダーとなります。
- IWGPヘビー級王座:2回獲得
- オカダ・カズチカや棚橋弘至とのタイトル戦で高評価
- 外国人ながらも日本ファンに圧倒的な支持を得る
日本での試合では、テクニックだけでなくストーリー性や心理戦も巧みに操るスタイルが絶賛され、「AJはどの国でもトップを張れる」と世界中に印象づけました。
WWEデビューは衝撃のロイヤルランブル!
2016年、AJスタイルズはロイヤルランブルのサプライズ登場でWWEデビュー。
キャリア20年近くを経ての初登場ながら、観客の反応は爆発的でした。
その後は以下のような実績を残しています:
- WWEチャンピオン:2回
- US王座:3回
- インターコンチネンタル王座:1回
- WWEグランドスラム達成
ジョン・シナとの名勝負、ロマン・レインズ、セス・ロリンズ、フィン・ベイラーとの対戦など、毎年のように“年間ベストバウト級”の試合を連発。
何がスゴい?AJスタイルズのスタイルと評価
AJスタイルズの魅力は、“フェノメナル”という異名にふさわしい万能型の完成度にあります。
- 空中技とグラウンドの両方に対応できる
- 試合の構成力・演出力が抜群
- 誰とでも名勝負ができる“受け”の上手さ
- ベビーフェイスでもヒールでも成立する柔軟さ
彼が世界中の団体でトップを張れた理由は、「レスラーとしての全パラメータが高い」ことに尽きます。
現在のAJスタイルズ:円熟の域に突入
40代後半を迎えた現在でも、AJはWWEのメインイベント戦線に立ち続けています。
最近では「The O.C.」のリーダーとして仲間と共に活動したり、新たな若手との対戦を通じてプロレスの未来を支えています。
引退の噂もささやかれていますが、ファンの間では「あと数年はやれる!」という声も。
円熟味を増した今のAJは、若手にはない“深み”と“説得力”のある試合を提供し続けています。
FAQ(よくある質問)
Q:AJスタイルズってWWEだけの選手じゃなかったの?
→ いいえ。TNA・新日本・ROHなど、世界中で活躍してきた実績があります。
Q:WWEでの初試合は誰と?
→ ロイヤルランブル2016でデビューし、翌日RAWでクリス・ジェリコと対戦しました。
Q:AJのフィニッシャーは?
→ フェノメナル・フォーアーム、スタイルズ・クラッシュ、カーフ・クラッシャーなど。
まとめ|AJスタイルズは“どの団体でもトップを取れる男”
AJスタイルズは、WWEだけで語るにはもったいない存在。
TNA時代の礎、新日本でのカリスマ性、WWEでの完成された試合運び——
すべてが合わさって“世界で最も信頼されるレスラー”となったのです。
これから先も、彼の一試合一試合が“プロレスの教科書”として語られていくことでしょう。
AJスタイルズ、その名前は間違いなく歴史に残る存在です。