WWEで一時代を築いたスーパースター「サーシャ・バンクス」。
しかし、2022年に突如としてリングを離れ、ファンを驚かせました。
その後の復帰先はなんと…**日本の女子プロレス団体「スターダム」**を擁する新日本プロレス!
現在は「メルセデス・モネ(Mercedes Moné)」という新たなリングネームで活躍していますが、その背景には彼女のプロレス愛と覚悟が詰まっていました。
この記事では、メルセデス・モネとは誰なのか、なぜ日本のリングを選んだのか、そしてスターダム参戦の舞台裏までをわかりやすく解説します。
メルセデス・モネ(サーシャ・バンクス)とは?
- 本名:メルセデス・ジャスティン・ケスナー(Mercedes Justine Kaestner-Varnado)
- 生年月日:1992年1月26日(32歳・2024年時点)
- 出身:アメリカ・カリフォルニア州
- 身長 / 体重:165cm / 約52kg
- 所属団体:新日本プロレス / スターダム(US拠点はフリー)
- WWE時代のリングネーム:サーシャ・バンクス(Sasha Banks)
WWEでは2015年頃から頭角を現し、女子革命(Women’s Evolution)の中心人物に。
「ザ・ボス」というギミックと抜群のカリスマ性で女子部門の看板スターとして活躍しました。
シングル・タッグともに数々のタイトルを獲得し、WWE女子タッグ王座の初代チャンピオンにもなっています。
なぜWWEを離れたのか?
2022年5月、WWEのTV収録中にメルセデスとナオミが突然退場。
その理由については明らかにされていませんが、複数のメディアでは以下のような点が報じられました。
- タッグ戦線での扱いに不満があった
- ストーリー展開に対する意見の対立
- 契約・報酬に関する交渉の難航
WWEは当時、2人を「無期限出場停止」とし、以降リングから姿を消しました。
この“電撃離脱”により、WWEファンからは「本当に戻ってこないの?」「引退なの?」と不安の声が多く上がったのです。
名前を変えて再始動|メルセデス・モネ誕生!
2023年1月、メルセデスは「メルセデス・モネ(Mercedes Moné)」という名前で新日本プロレスのリングに登場。
東京ドーム大会『WRESTLE KINGDOM 17』で初登場し、ファンの前に華々しく現れました。
このときのコスチューム、髪色、オーラ、全てが“サーシャ時代”と違う、新たな“自分自身のブランド”を感じさせるものでした。
登場時のセリフ
“The CEO is here.”(CEOが来たわ)
というセリフで会場を沸かせ、新たな章の始まりを印象づけました。
なぜスターダム(新日本)を選んだのか?
WWEを離れた海外スーパースターが、日本のリングに上がるのは極めて異例。
では、なぜ彼女はスターダムを選んだのでしょうか?
- 昔から日本の女子プロレスに憧れていた(ライオネス飛鳥やAJWに影響)
- スターダムのクオリティの高さに注目していた
- AEWとは契約せず、“自由な選択”をしたかった
- 「海外から女子プロレスを広めたい」という強い思い
彼女自身がインタビューで語っていた通り、「私はずっと日本で試合をしたかった」という夢を実現させた形です。
スターダムでの試合と反響
2023年2月、IWGP女子王座戦にてKAIRI(カイリ・セイン)と対戦し、王座を奪取。
技術、表現力、試合運び、すべてにおいて高水準の内容で、日本ファンからも絶賛されました。
その後もスターダムやアメリカのインディー団体で活躍し、
「サーシャじゃなくても魅せられる」「むしろ今の方が生き生きしている」と話題に。
女子レスラーが団体に縛られずに世界を飛び回る姿は、次世代のプロレス像を象徴していると言えます。
FAQ(よくある質問)
Q:メルセデス・モネは引退するの?
→ いいえ。現在も試合を続けており、AEW登場も噂されています。
Q:サーシャ・バンクス時代と何が違う?
→ ギミックだけでなく、試合スタイルやマイクも自由度が高くなっています。
Q:WWE復帰の可能性は?
→ 現在は未定ですが、本人は明言しておらず、“いつか”の可能性はあり得ます。
まとめ|「ザ・ボス」から「CEO」へ…進化を続けるカリスマ
サーシャ・バンクスからメルセデス・モネへ。
それは単なるリングネームの変更ではなく、「自分自身のキャリアを自分で選ぶ」という意思表示でした。
WWE時代に培ったスター性に、日本での新たな経験が加わり、
今の彼女はまさに“世界をまたにかける女子プロレス界のCEO”。
今後どこに登場するのか、誰と闘うのか——常に注目される存在であり続けることでしょう。